宇都宮市|顔面神経麻痺の鍼(急性期〜後遺症ケア)
はじめに
顔が動かしづらい、口から水がこぼれてしまう、まぶたが閉じにくい…。
こうした症状は顔面神経麻痺(ベル麻痺・ハント症候群など)の可能性があります。
まずは必ず医療機関で診断と標準治療(ステロイド・抗ウイルス薬など)を受けることが大切です。そのうえで、鍼(はり)を併用することで回復のサポートや後遺症の軽減につながる可能性があります。
美容鍼と顔面神経麻痺の鍼は別物です
最近は「美容鍼」を行う鍼灸院が増えていますが、美容鍼を扱っているからといって顔面神経麻痺に対応できるとは限りません。
・美容鍼の目的は「肌質改善やリフトアップ」など美容面
・顔面神経麻痺の鍼は「神経回復や後遺症予防」といった医療的ケア
似ているようで目的も方法も異なる施術です。
当院は美容鍼を行っていますが、同時に「顔の神経や筋肉の評価とリハビリ」を専門的に学び、顔面神経麻痺への鍼灸施術にも力を入れています。
ガイドラインでの位置づけ
「顔面神経麻痺診療ガイドライン2023年版」では、
・発症直後の急性期
・症状が残った後遺症期
いずれに対しても**鍼治療が“推奨”**されています。
つまり医科での治療に加え、鍼灸を取り入れることは妥当な選択肢のひとつです。
当院の特徴(宇都宮市での顔の鍼灸)
・顔の施術経験が豊富
美容鍼で培った繊細な刺鍼技術を応用し、顔面麻痺の回復に適したやさしい施術を行います。
・医療連携を重視
医師の治療を第一とし、その効果を高めるサポート役として鍼を位置づけています。
・病期ごとに計画を立てる
急性期・回復期・後遺症期、それぞれに合わせたリハビリプランを作成します。
病期ごとのリハビリプラン
急性期(発症〜約3〜4週間)
・腫れや痛みをやわらげ、神経が回復しやすい環境をつくる
・強い刺激や無理な表情トレーニングは避け、神経を守るケア
回復期(1〜3か月)
・少しずつ動き始めた筋肉を左右バランスよく再学習
・鍼と手技療法で血流を整え、こわばりや引きつれを防ぐ
後遺症期(3か月以降)
・拘縮(かたさ)や共同運動(勝手な動き)を軽減
・過活動の筋肉はゆるめ、弱い筋肉は活性化 → 表情を再学習
よくあるご質問
Q. 鍼はいつから始めればよいですか?
A. 医科での治療を受けながら、発症直後からの併用が推奨されています。
Q. 美容鍼と同じですか?
A. 違います。美容鍼は見た目の改善を目的としますが、顔面神経麻痺の鍼は神経と筋肉のリハビリです。両方を扱える鍼灸院は限られています。
Q. 後遺症を防げますか?
A. 100%ではありませんが、鍼とリハビリを組み合わせることで拘縮や引きつれを軽減できる可能性があります。
ご相談ください
顔面神経麻痺は、早期対応が回復と後遺症軽減の鍵です。
当院は宇都宮市で美容鍼と並行して、医療的観点に基づいた顔面神経麻痺の鍼灸施術を行っています。
「少しでも笑顔を取り戻したい」
「病院の治療と合わせてケアしたい」
そんな思いに寄り添いながら、患者さん一人ひとりに合った施術をご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。